齋藤一徳の滝の高度な見分け
滝の高度な見分け方を知っておくと、今よりもっと楽しめる。
まずは「直瀑」。
滝口と呼ばれる落下開始地点から垂直に落下する滝。
一直線に落ち、力強さを感じることから「男性的な滝」といわれることもある。
名瀑と呼ばれるものが多いのが特徴で、栃木県の華厳の滝がこの分類にあたる。
次に「段瀑」。
滝口から流れ出た水が、途中で岩などにぶつかり、段を作りながら落下する滝。
日本三名瀑のひとつである茨城県の袋田の滝も段瀑に分類されている。
そして「分岐瀑」。
途中の岩に当たることで水が分岐しながら落ちていく滝。
優しい落ち方から直瀑とは反対に「女性的な滝」ともいわれている。
「渓流瀑」はゆるやかに傾斜した岩などの上を滑るように流れており、傾度が45°以下。
「流瀑」は岩壁の割れ目から地下水が湧き出るように流れる滝。かなり珍しい滝と言えるだろう。
このように滝には様々な種類がある。
高度な見分け方がわかれば、更に滝が楽しめるだろう。
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